2012年10月23日火曜日


今年 13年ぶりに家族全員が家にそろった
子どもたちは3人ともがオーバーサーティだというのに
誰ひとり欠けることもなく むしろこの歳になって
全員がひとつ屋根の下にこ住まうことになった
平日の真昼間 大の大人が5人全員リビングに集まって
コーヒーを飲んでいる空間は やはりどこか異様である

長男T 次男K 長女であり末っ子の私の3人兄弟
そして還暦をとうに迎えた父と母

長男Tは高校卒業後 13年という年月をアメリカの田舎で過ごし
去年の夏 とうとう帰国し 先日 念願の小さな会社を立ち上げた
一個人としては プログラマーというところだろうか

次男Kはグラフィティライター
世間ではなかなか受け入れられにくい肩書きだが
彼はこれを一生の仕事として
私たちがアメリカに居る間 彼はブラジルや韓国へ
とにかく世界中をぴょんぴょんと飛び回っている
今は2週間ほどイスラエル 来月はスペインだそうだ

こうして書くと なんとインターナショナルな!と驚かれるかもしれないが
下手をすると海外のほうが国内旅行より割安になる時代である
それぞれに理由や目的があってではあるが
全員ギリギリのラインで飛んでいるというだけである

そんな子どもたちを尻目に 母はまったく海外に興味はなく
パスポートを手にしたことすらないのだ

この母に この子どもたちあり ・・・とは言えそうにない

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2011年5月21日土曜日

家族のレシピ


家族それぞれをレシピに例えると
それはなかなか読みごたえのあるものになりそうだ

しかし究極の料理でない限り それらはレシピとして残ることがないばかりか
いつかこの世から忘れ去られてしまう
せっかく生まれた料理 レシピを残さずにはもったいない

私という料理のレシピは30ページ目が始まったばかり
そんなまだまだ中途半端な私が唯一できそうなのは こうして文字を使うこと
私の調理道具である文字を利用して
ちょっと変わった我が家のレシピを書いてみよう

しかし お分かりだろうがこのレシピは現時点では完結しない
それぞれの終焉まで続く長い長いレシピ
見た目がお洒落か旨いのか はたまた味気なく仕上がってしまうのか
それは最後までわからない
  
ご紹介しよう 世界一楽しい我が家のキッチンから生まれた
料理のレシピを

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